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フィルムカメラ。
フィルム写真。
フィルムカメラなんて、写りも悪くて現像代もかかるし、デジタルカメラに比べるとデメリットしかないと思っていた。
けれども、何十年かぶりに【写ルンです】を使って現像から上がってきた写真を見た時に、デジタルカメラで写真を撮った時には得られない、ある種の高揚感が湧いてきた。
『これがフィルムカメラの面白さか。』
と、心でつぶやいたかは別として、フィルムカメラの面白さ、その魅力をツラツラと書いてみたいと思います。
目次
写ルンですで撮った時の記事はこちら
撮ること自体が面白すぎるフィルムカメラ
普段デジタルカメラで写真を撮る際、自分は絞り優先モードで写真を撮ります。
被写体を際立たせたい時は絞りを開けて背景をボカすし、全体的にパリッと写したい時は絞りを絞って撮るようにしたり。
その上で、写りが明るすぎたり暗すぎたりする場合は、ISO感度を調整して適正露出にします。
デジタルカメラとフィルムカメラで大きく違う点といえば、やっぱりISO感度をその都度変更できない点。
フィルムによってISO感度が50とか100とか400とか固定されているので、上記のように適正露出かどうかをファインダーや液晶ディスプレイを見ながら判断する事ができないんです。
そうなってくると、シャッタースピードや絞り値をデジタルで撮るとき以上に吟味し、今まで培ってきた経験もフル稼働させ、『この設定なら適正露出で撮れてるだろう!』という所まで考え込んでシャッターを切る。
この一連の脳内現像が楽しくて仕方ありません。
実際に現像からあがってきた写真を見て感動する!
これぞフィルムカメラの醍醐味だと言っていいと思います!
適正露出が得られるよう、シャッタースピードと絞り、フィルム感度を計算してフィルムに写し、現像された写真を見ると、毎回のように心震える感動を覚えます。
『あの時あの場所で撮った写真は、こういう風に現像されたかっっっ!』とか、『ピント甘い!笑でもフィルムだから雰囲気ある!』など、予想をはるかに越えたフィルム写真を見ると、フィルムカメラの魅力にどハマりする事間違いないです。
本当に。
フィルム選びもフィルムカメラの魅力のひとつです!
FUJIFILMのデジタルカメラには、『フィルムシュミレーション』という機能があります。公式サイトには『フィルムを選択するように色調や階調をコントロールする機能』(引用元)とありますが、フィルムカメラでは実際にあらゆる種類の中から気になるフィルムを選択し、それぞれのフィルムの特徴を楽しむ事ができます。
これまでフィルム現像があがってきた記事を2本書いていますが、1本目は『フジカラー SUPERIA X-TRA 400』というフィルムで、2本目が『fuji業務用100』というフィルム。
3本目のフィルムも、上に同じ『fuji業務用100』を使用していますが、4本目はロモグラフィーというフィルムを使用する予定。FUJIFILMのフィルムとはまた違った色調、階調が楽しめそうで、撮りきって現像に出すのがすごく楽しみなフィルムです。
フィルムで撮るとデジタルにも良い影響があると思う
フルマニュアルで撮らざるをえないフィルムカメラ。
露出もピントも全てマニュアルで撮ることによって、デジタルで撮る際のイメージ力がアップし、イメージ通りの写真を撮るためのカメラの設定を素早く行うことができ、失敗写真も減り、次の撮影にもスムーズに移行でき、次なるシャッターチャンスにも余裕をもって挑むことができる。
フィルムカメラのフルマニュアルに慣れると、デジタルでの撮影時に上記のような恩恵が受けられると思います。
フィルムなんて時間の無駄、お金の無駄、体力の無駄(一眼レフタイプは死ぬほど思い)とか思うより、写真が好きならぜひフィルムカメラを始めてほしいなと思います。
まとめ
フィルムカメラを始めたいけど『何を』、『どこで』、『どう買えばいいか』わからない方は、まずコンビニでも買える写ルンですを手に入れて近くのカメラ屋さんで現像に出し、フィルム写真の面白さに気づいてフィルム熱を爆発させ、最寄りの中古カメラ屋さんかヤフオク、メルカリ、ラクマなんかで状態の良いフィルムカメラを勢いで購入してみて下さい。
中古カメラ屋で販売している整備済みのフィルムカメラが高いと感じた場合は、ヤフオクやラクマで個人の方が整備して出品しているフィルムカメラがオススメです。
実店舗の中古カメラ屋さんよりも、かなりお手頃な価格でフィルムカメラが買えるので、この買い方が自分的にはオススメです。