スポンサーリンク
13,500円
約1年間でわたしがフィルムのCDデータ化に費やした費用です。
安いか高いかは置いといて、フィルムスキャナーを買えばこの13,500円でお気に入りの「Kodak PORTRA 400(作例写真はこちらから)」が10本買えてお釣りが出ます。
そういうわけで、スキャナーを買ってCDデータ化代を浮かし、その浮いたお金でお気に入りのフィルムや未知のフィルムを手に入れて、今後も末長くフィルムカメラを楽しめるなと判断したので、フラットベッド型のフィルムスキャナーを購入しました!
購入したのはエプソンの【GT-X830】というモデルです。富士ユーザーのボクからすると、型番に【X】が付いてるとなんか親しみが深いし嬉しい。
フィルムスキャナーを買って約2ヶ月が過ぎたので、その使用感や実際にスキャニングした写真を紹介しつつ、フィルムスキャナーを買ってどんな変化があったかなどを、今回は書いてみたいと思います。
タイラヒロ
スキャナーを買ったらさらにフィルムカメラが楽しくなった
1番は変わった部分はコレです!本当にこれ。
今までは大体、近所のカメラのキタムラで現像とデータ化をお願いし、現像済みネガと一緒に渡されるインデックスを見てその写りを確認し、『フィルムやばー!』ていう感じで毎回感動を覚えていました。しかし、スキャナーを買ってからは現像だけ依頼してネガを持ち帰り、自宅でゆっくりコーヒーでも飲みながらフィルムのスキャニングを開始し、出てきた写真を見てさらに感動したのを覚えてます。
こうなってくるとさらにフィルムカメラが楽しくなり、スキャナーを買ってからは月に2〜3本のペースでフィルムを消費しています。少しセーブしないと、、、、、
というわけで、今後もコンスタントにフィルムカメラで写真を撮るなら、コストを抑える意味でもスキャナーの購入をオススメします。
GT-X830を買った理由
スキャナーを買う条件の一つとして、ブローニーフィルムもスキャン出来るものがいいなと思っていて、いろいろ調べた結果『フラットベッド型』がオールマイティーに使えてフィルムスキャン以外の用途もあることがわかり、ここを参考にしたりして『GT-X830』がコスパ的にも良いと判断。
エプソンのスキャナーとしては中級機にあたる『GT-X830』ですが、最上位機種は2倍の値段がしますし、キャノンのスキャナーに比べると値段の割には機能も豊富で扱いやすそうだったので、購入を決断しました。
こんなデメリットもある
スキャニングに時間を要する事が、デメリットとして挙げられます。
スキャニングにかかる時間をお金で買うか、時間を惜しまず楽しみながらフィルムをスキャニングするか、わたしは後者を選んで時間をかけてでも自分でスキャニングする事を選びました。
それはもちろん上述したように、スキャニング自体も楽しいから。
実際にスキャニングした写真がこちら
前置きが長くなりましたが、ここで実際に『GT-X830』を使用してネガからスキャニングした写真を紹介します。
ほぼネガなりの色味で、Lightroomにて水平や明るさ等を微調整しています。
GT-X830でスキャニングした『Kodak PORTRA 400』のフィルム写真
Kodak PORTRA 400は人肌が綺麗にでますね。
あと海の色もリアルで好き。
GT-X830でスキャニングした『FUJIFILM業務用100』のフィルム写真
1枚目の朝日の写真はまるっきり業務用100の色味そのもの。
淡い感じが大好きですね。クセもなくニュートラルな色味が印象的な業務用100です。
GT-X830でスキャニングした『FUJIFILM業務用400』のフィルム写真
2枚目の写真は日が沈んでかなり時間が経ったあと、シャッタースピードを1/15に設定して撮影したものです。これもほぼネガなりの色味。肉眼で見るより綺麗な印象です。
また、4枚目のブーゲンビリアの赤色も発色の感じがビビットで好きです。
GT-X830でスキャニングした『FUJICHROME PROVIA 100 F』のフィルム写真
さすがのリバーサルフィルム。
解像感も色味もデジタルのそれに近くて本当にびっくり。
GT-X830でスキャニングした中判フィルム『FUJIFILM PRO 400H』の写真
最後に中判フィルムをスキャニングした写真を紹介します。
一枚目は写真上部が感光してしまい線が入ってますが、全体的に階調豊かな写りでさすが中判!といった感じでしょうか。ただ、中判フィルムのスキャニングにはなかなか難しく、フィルムが反りやすかったりでスキャニングの精度が落ちてしまうので、中判フィルムに関しては『山本写真機店』さん依頼しようと思っています。
スキャナー買ったら合わせて揃えたいアレコレ
手袋は必須。
ネガに指紋が付くと良いことないですから。
エアダスターも必須。
フィルムに付いたホコリやスキャナーのホコリをババーっと飛ばしてくれます。
GT-X830には『ホコリ除去』や『DIGITAL ICE』という細かなゴミやキズを自動検出して補完・修正できる機能もありますが、エアダスターで取れるホコリや細かなゴミは事前に取り除く事で余計な時間もかからずに済みます。
まとめ
タイラヒロ
データ化にかける費用がスキャナー自体の値段を超える前に、今後もフィルムカメラで日常を撮り続けたいと思っている方はぜひスキャナー購入をオススメします。
前述したとおり、さらにフィルムへの愛着が湧きに湧きます。
現像から帰ってきたフィルムを自分でスキャニングして、好みの色味、理想通りの写りに近づける作業が本当に楽しいです。
こうなってくると自家現像にも手を出したいところですが、そこはまだ踏みとどまってます。でもいつかはチャレンジしてみたい。。。
スキャナーを買うとフィルムカメラの楽しさの幅が確実に広がります。
長い目で見るとスキャナー購入が絶対お得!早めの決断をオススメします^^